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■ キョン「――――さあ、零崎を始めよう」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/07(木) 02:32:58.20 ID:qzqcQ83sO
開いた理由を聞こうじゃないか。

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:01:34.41 ID:SosDywj9O
かはは


162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:03:25.33 ID:dVDoGnMhO
>>161
ID

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:04:20.27 ID:XEZTXjc+O
>>162
ID

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:04:20.76 ID:j2ob1mqEO
>>161
お見事

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:06:06.17 ID:pmUbXuoxP
傑作だぜ

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:06:34.13 ID:3855ttHXO
>>161
やるじゃん

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:07:03.31 ID:tp3fsxyn0
>>161
の何がすごいのか教えてください><

168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:07:34.77 ID:CPm+zy2x0
 壊れていない。危ういバランスを保ちながら、棒倒しの最終局面のように倒れていない。
 何もかもが中途半端。壊れつつ、壊れていない。ぎりぎりで倒壊していない。
 けれど、その世界は、俺達の世界は、すでに壊れていたという事にいまさらながら気付く。気付かされた。

「……キョン」

 背中に固い地面の感触。布団の中ではあり得ない、生温かく流れる空気
 俺は目を開けた。空は曇りではあり得ないほどの灰色。何かの建造物もコンクリートではない灰色。
 横では俺を覗き込んでいる女。

「……ハルヒ、か」

 俺は衝動を理性で抑え込む。ハルヒはそんな事はつゆ知らず俺に問うてきた。

「ここどこだか解る?」

 俺は身体を起こし、辺りを見回した。

「久しぶりの登校だな、こりゃ」つまりは学校だった。

 よくわからんが、これが世界の終わりか……。なんともつまんねえ人生だったな。
 などと軽く諦める訳でもなく、かといって何かをする訳でもなく、ただ何となく惰性というだけで立ち上がった。

「どうしてあたしたちは学校にいるの?」

 珍しく弱気な声音だった。俺は肩を竦めながら言う。

「さあ、夢とかじゃねえの?」実際いつから夢だったんだか……。

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:09:34.05 ID:CPm+zy2x0
>>161
そのIDが出るであろう事を、この私はあらかじめ予測していました

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:10:36.81 ID:G1w5c/2H0
>>167
IDが世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒ

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:11:36.27 ID:UBokC6MZ0
戯言か

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:15:28.46 ID:SCWYExpCO
>>167
『くじで一等賞!ただし賞品は全部ティッシュ!!』みたいな??

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:22:30.06 ID:/l0486GRO
面白支援

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:22:44.07 ID:SosDywj9O
なんて戯言

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:25:38.43 ID:jC5T5ovlO
>>153
俺も感じた

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:30:18.77 ID:CPm+zy2x0
 もしも夢オチとかだったら最高なんだけどな。読者の九割は激怒するがな。
 などと下らねえ事を考えていると、頭を拳骨で殴られた。

「いてえ」

「夢じゃないでしょ」本来の意味でぶっ殺したくなった。

 しかし……変わんねえなぁ。つくづくそう思う。羨ましいほど、羨ましくないほどに。
 そのままの流れで、とりあえず学校から出よう、という事になった。
 しかし、何か透明な壁に阻まれ出れなかった。そういや、長門の腕を両断出来なかった時こんな感触だったな。
 試行錯誤したが無理。俺達は諦めどこか電話のある場所に移動しようと校舎に侵入した。
 照明の点いていない廊下は中々に不気味で、幽霊とか出そうで怖い感じ。――人殺しが幽霊を怖がってどうする。
 そのまま順調に職員室に行き、問題なく電話は見つかった。

「駄目ね……通じないわ」

 だろうな、ここで電話がつながり誰かが救助に来たら面白くもなんともない。

「さて、どうする?」俺はハルヒに聞く。

 行くあても目的地もない。どこぞの誰かさんみたいだ。俺はハルヒに見えないようこっそりと笑った。

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:31:04.13 ID:pmUbXuoxP
キョンなら「やれやれ」をうまいこと使いたい

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:33:29.12 ID:Fjc4yW+9O
「やれやれ…、零崎を始めますか」

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:38:17.67 ID:OkHGtWTRO
「やれやれ…、零崎でも始めますかコノヤロー」

銀髪のサムライ混じった

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:38:51.90 ID:bZSIKjhAP
殺れ殺れ

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:43:36.12 ID:qXMtuuH6O
「やれやれ……それじゃあ、零崎を始めるとしますか」

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:48:18.24 ID:23NN9XDR0
三十分に一レスか

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:51:29.48 ID:SosDywj9O
やれやれ・・・零崎を始めるか

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:51:36.28 ID:qXMtuuH6O
まあ、地の文を丁寧に書き込んでるんだからある程度時間がかかるのは仕方ない支援

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 00:57:46.46 ID:CPm+zy2x0
 俺達は部室に来ていた。壁についている蛍光灯のスイッチを押してみる。
 幸いに電機は生きていて、細々とした淡い光が部室を照らす。
 俺が自分の席に座りぼけっとしていると、ハルヒは怒ったように俺を睨み。

「探検してくる」言い放ち、部室を出ようとする。俺はハルヒを眺めていると。
「あんたはここにいて」そう言い風のように部室から出て行った。

「ふう……」俺は溜息を吐き、ポットにお湯がたまっているのを確認する。

 お茶ぐらいは飲めるな、どうせなら朝日奈さんのお茶が良かったよな。
 などと悔いていると、どこからともなく赤い玉が現れた。
 大きさは野球のボールくらい、それは変態するように大きさを変え人型になった。

「よう、久しぶりだな」俺は手を上げ挨拶しておく。

「いやあ、お久しぶりです。少々お話があるので、もしよろしければ殺さないで頂きたいのですが……」

「安心しろ。俺は人殺しなので球は殺さんぞ」俺は古泉らしきものに言った。

「それはそれは」肩を竦めるような動きをする人型。こいつが今どんな顔をしているのか想像できるのが悔しい。
「まあ、あまり時間も無い事ですし、手短にお話しましょう」

 それはある程度予測していた通りだった。
 どうやらハルヒの馬鹿は、今の世界に愛想を尽かし、新しい世界を作ることに決めたらしい。

「何とも厄介な奴だな」俺は自嘲気味に笑った。

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:01:39.16 ID:29t6iV6jO
零崎虚識……



いや、なんでもない

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:02:25.89 ID:qXMtuuH6O
ワッフルワッフル

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:03:56.06 ID:3NX5TGbyO
曲識かっけえー


189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:06:26.29 ID:pmUbXuoxP
曲識さんはいつになったら内臓を体に巻きつけるんですかね

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:09:31.36 ID:TgVzH3iPO
なんで西尾スレは立つのに清涼院スレは立たないの?
誰か一体ちゃんを雛見沢に送り込めよ

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:11:17.49 ID:CPm+zy2x0
「あなたもですけどね」古泉は笑わなかった。

 その後、少しだけ雑談。ゲームの事やら、団活の事、その他いろいろ。
 中々悪くない時間だった。そうして、古泉の身体っぽいのに纏っていた赤い光は点滅しながら減衰していく。

「どうやらそろそろお別れのようですね」

「なあ」ふと聞いてみたくなった。「世界を救ってくれとか言わないでいいのか?」

 古泉は少しだけ悩むように身体を動かし。

「救うも壊すも……どうぞ、ご自由に。あなたにお任せしますよ」と、割と薄情な事を言った。
「ああ、うっかりしていました。朝日奈みくると長門有希からの伝言を預かっています」

「聞こうか」

「朝日奈みくるからは、謝ってほしいと言われました」うん。明らかに避けられてたもんな。
「長門由紀からはパソコンの電源を入れるように、との事です。では次に会うときはよろしくお願いします」

 そう言い残し、赤い光は消えた。

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:13:46.80 ID:qXMtuuH6O
いいぞ……もっとだ!

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:16:57.77 ID:0GEXQXmHO
>>186
虚言遣いというわけか

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:18:30.04 ID:PrMqy317O
今夜も紫煙を吸いながら支援

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:20:48.96 ID:jC5T5ovlO
長い夜だな

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:27:27.05 ID:CPm+zy2x0
 俺はパソコンの電源を入れ、OSを立ち上げた。つもりだったが、いつまで待ってもディスプレイは真っ暗なまま。
 はて、ぶっ壊れてるのか? これ。
 しかしよく見てみると、画面の左端でカーソルが点滅していた。
 それを確認したと同時に、それは文字を紡ぎだした。

YUKI.N>みえてる?

 俺はキーボードを操作し、指を滑らせた。

『ああ』

YUKI.N>そちらの空間とは連結を断たれていない。でも時間の問題。すぐに閉じられる。そうなれば最後。

『そうか。なあ、俺はどうすりゃいいかな?』

 最後の最後で人頼み。なんとも情けないが、俺はもうすでにどうでもいいと決めている。

YUKI.N>わたしは、どちらでも構わない。起こりえる事は起こるし、起こり得ない事は決して起こらない。

『正直……よく分からんな』

YUKI.N>三つ伝えたい事がある。いい?

『ああ』

YUKI.N>本来なら朝倉涼子は、わたしが情報連結の解除で消滅させるはずだった。言いかえる、私が殺すはずだった。

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:31:31.80 ID:7A/kqyzS0
面しれえ

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:34:18.00 ID:qXMtuuH6O
……ゴクリ

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:41:34.44 ID:qXMtuuH6O
支援

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:44:20.16 ID:JKawFlzIO
>>190
そこは十九か夜叉か龍宮でいいだろwww

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:44:40.55 ID:UoZ3lF1+O
さあ支援を始めようってか。

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:50:47.00 ID:qXMtuuH6O
支援 支援

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:51:22.59 ID:GWcAKQIC0
>>200
天城にしろよwwww

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:53:59.54 ID:CPm+zy2x0
『冷たいようだが。ふうん、としか言えないな』

YUKI.N>構わない。けれど、わたしは、わたしが朝倉涼子を殺さないで済んで嬉しかった。
朝倉涼子はどの世界でも確実に消滅する存在。わたしが手を下さなかったのはこれが初めてだった。
彼女はあなたという存在に、宇宙人という存在を確信させるための、たんなるギミックだった。

『ひでえ話だ』

YUKI.N>けれどそれはしょうがない事だった。わたしは、わたし達はあくまで情報思念体のインターフェースでしかない。
けれど、わたし達にもある程度の感情と自由は供えられていた。それが最大のネックだった。だから朝倉涼子はあなたを殺そうとする。
決して間に合わないのに、決して届かないのに、わたしの為だけにあなたを殺そうとする。しかし今回のケースは異端だった。異常と言い換えてもいい。

『……俺が殺したって事か?』

YUKI.N>そう。あなたが、あなたの殺意で、朝倉涼子を殺した。朝倉涼子は自らの意思でシールドも張らずにあなたの攻撃を食らい機能を完全に停止させた。
だから、わたしはあなたにお礼と、恨み事を言わなくてはならない。けれどわたしでは言葉は浮かばない。許してほしい。

『いいさ、気にするな。それと悪かったな、お前の友達を殺しちまって』

YUKI.N>それはしょうがない事だった。それでは二つ目。いつになるかは分からない、しかしまた一緒にカレーを。

『ああ、構わんぞ』

YUKI.N>そして最後。

 ディスプレイの文字が薄れてきた、連結とやらが途切れるのだろうか。
 文字はゆっくりと打たれた

YUKI.N>この世界は、壊れている。

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:55:03.69 ID:JKawFlzIO
>>203
いっその事濁暑院はどうかな・・・?

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 01:59:53.60 ID:0GEXQXmHO
いーちゃんは朝比奈さんのエセメイドっぷりに激怒しそうだな。

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:00:06.09 ID:GWcAKQIC0
>>205
もう竜王と竜宮同時に出して、死んだのにもう1人居る!とかでいいんじゃね・・・?

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:01:10.01 ID:qXMtuuH6O
なんというwktk。
ゾクゾクする。
長門可愛いよ長門。

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:04:02.18 ID:Qfy1/irFO
追いついちまった

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:08:11.91 ID:JKawFlzIO
>>207
その二人を使っての死体フェイクはある意味豪華だが、ひぐらしからずれてっちゃうwww

何にしてもvipに大説は馴染まないよなぁ。てか世界のどこにも居場所がないから流水と言えなくもない、と俺は思ってるwwww


関係ない話してすまん支援

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:09:48.35 ID:/l0486GRO
wktk支援〜

212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:10:19.55 ID:nrNjZWO0O
誰か佐々木とくろね子さんの話し方の決定的な違いを教えてくれ
最近ごっちゃになってきた

213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:10:20.27 ID:GWcAKQIC0
御大はメタ過ぎるからな
戯言だったな

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:12:25.36 ID:0GEXQXmHO
零崎澪織とかふと思い浮かんだ。

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:15:15.49 ID:CPm+zy2x0
 文字がすべて消えた瞬間、部室の窓という世界は青い光に包まれた。
 俺は青い光の窓を見上げた。
 部室の外で、青い光を帯びた巨大な人型の何かがいた。
 俺は反射的に椅子から立ち上がる。それと同時にハルヒが部室に飛び込んできた。

「キョン! なんか出た!」

 窓際で外を見ていた俺に、抱きつくかたちでハルヒは停止。そして俺の隣に並ぶ。
 ハルヒははしゃぎまわる子供のように純粋な目で、光る巨人を眺めていた。
 そのハルヒを俺は見てしまった。それは、とても、とても――

「宇宙人かも、それか――――」

 やめてくれ――――

「古代文明かも――――」

 やめろ――――

「それとも……」ハルヒは押し黙っている俺に気付き、じっと見つめた。

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:16:45.53 ID:qXMtuuH6O
光景が鮮明に目に浮かぶ俺勝ち組

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:20:41.50 ID:0GEXQXmHO
>>212
佐々木はクールだけどくろね子さんはかなり感情豊かだろ。

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:20:49.40 ID:jpWmsnssO
wktk

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:28:39.59 ID:qXMtuuH6O
支援!

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:34:10.93 ID:CPm+zy2x0
「……どうしたのキョン? アレ、あんなにすごいのに」

 目を輝かし、俺の濁った瞳を、その澄んだ、澄みきった瞳で覗き込んだ。
 だから俺は、ハルヒの肩を掴み言った。

「なあ、ハルヒ」自分の声とは思えない冷静さだった。他人事のように、俺の口は回る。

「何よ」ハルヒは俺を見つめている。目を外さずに、じっと、じっと。

「入学式にさ、お前言ったよな」

「……何をよ?」ハルヒは迷うように窓の外の巨人に目を移した。

 それでこそ涼宮ハルヒだと思い、少しだけおかしくなった。
 入学式、俺はあの時の事を生涯忘れない。

『東中出身涼宮ハルヒ』

 後ろの奴だった。よく通る声で、そう言った。面倒くさいと思い、俺は後ろを振り向かなかった。

『ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者、殺人鬼がいたら、あたしのとこに来なさい』

 俺は振り向いた。突飛な言動をした奴を眺めてやろうと思い馬鹿にするような気持で。
 意思の強そうなその黒い瞳で、教室を睨んだ。その時は気付かなかった。

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:37:59.20 ID:qXMtuuH6O
ハルヒ……やはりお前のせいか

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:39:06.46 ID:pmUbXuoxP
なんでまた殺人鬼なんかを望むんだ

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:39:29.32 ID:rkI/E6UaO
うお まだ残っていたのか

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:40:07.36 ID:/l0486GRO
寝れんwwwwww
が、後悔はしない

225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:50:30.27 ID:bZSIKjhAP
>>222
俺達も西尾を読み、そのSSをまた読んでるだろ?
そういう事さ

226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 02:55:05.56 ID:0GEXQXmHO
キョンが殺解並揃晒されちまうのか

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:00:48.51 ID:CPm+zy2x0
 だから気になった。俺はこいつの事が好きなんじゃないかって思った。
 だから気がない振りをして、話しかけた。
 だから誘導して、団を作ればいいんじゃないか、と言ってみた。けれど好きじゃないと理解した。
 だから見回りの時、くじに細工をして、俺とは一緒にならないようにした。気にならなかった。
 それでも、何故かハルヒと一緒にいたかった。そして離れたかった。明らかに矛盾していた。
 それ以前から矛盾していた。ずっと、ずっと、ずっと、ずっと矛盾していた。
 だから見ない事にしていた。自分を見ない事に決めていた。
 けれど、もう駄目だ。

「なあ、ハルヒ。実はさ、俺人殺しなんだ」俺は告げた。

 ハルヒは機械のように停止した。そして、遅れて俺に視線を戻した。

「……あんた何言ってんの?」

「お前は殺人鬼を望んだろ?」俺は机に手をヌりうって倒れた。しばらく痙攣していたが、やがて動かなくなった。

「ふむ、殺したいって思ってた奴でも、やっぱりこんなもんか」二度目ならではの意見だった。

 外はの光景全ては、青い光に包まれそうになっていた。俺は窓から、ひび割れた空を見つめた。
 そうしていつの間にか、この世界は終わった。

228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:04:38.73 ID:b24GkkjbO
支援

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:05:58.31 ID:UoZ3lF1+O
殺った!第三部完ッ!

とはいかない。
支援

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:08:06.11 ID:rkI/E6UaO
姫ちゃんのときもこんな感じで驚いたなぁ
清々しいくらいにみんな死ぬからな

231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:11:06.09 ID:Fjc4yW+9O
あぁそうそう、姫ちゃん



お疲れ様

232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:18:19.89 ID:qXMtuuH6O
終わり、か……?

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:20:28.33 ID:0GEXQXmHO
あの策士のようにさくっとバラバラに……

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:27:42.73 ID:rkI/E6UaO


235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:29:22.23 ID:CPm+zy2x0
 その後の事を少しだけ語ろう。そのまま世界の全ては崩れ、空はひび割れた。俺は微妙に安穏たる気持ちで空を眺めていた。
 何故かはわからないがPCの起動音が俺の耳に届いた。振り向くとディスプレイの光が再び点いていた。
 俺はハルヒの死体を邪魔にならないところに転がし、再び椅子に腰かけた。ディスプレイには先程と同じように、YUKI.N>の文字が並んでいた。

YUKI.N>みえてる?

『どした?』

YUKI.N>このケースは非常に珍しいので、あなたには敬意を表し教えておきたい。

『ああ、めんどくさいから俺で何人目の俺かだけでいいぞ』

YUKI.N>ばれてた?

『……ばらしてただろ、普通に』

YUKI.N>てへっ

『てへ、じゃない』

YUKI.N>今回のケースで40527回目。そして、あなたの人格は二度と使用される事はない。この世界の終了と共に破棄される。

『……すげえ多いな。そんじゃ参考までに教えてくれ、次はどんな人格なんだ?』

YUKI.N>いたって普通の性格。特殊な能力も持たない、完全な凡人。涼宮ハルヒに何をする訳でもなく、流されていくような人間。
そろそろ時間。ではさようなら。

『ふうん。大変そうだな、俺。次の俺に頑張ってもらってくれ』そうして、俺の意識は途切れた。

恥ずかしい告白大会しようぜ。実は俺、このSS何も考えてなかったんだぜ! というわけで、ここまで付き合ってくれた人ありがとう。ついでに書くのが糞遅くて正直すまんかった。

236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:33:01.30 ID:JKawFlzIO
それは知ってる



237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:33:54.56 ID:bZSIKjhAP
そもそもが乗っ取りというか即興だもんな
良くやった乙GJ

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:34:02.43 ID:J4iE9XjpO
>>235
>このSS何も考えてなかったんだぜ

知ってます。乙

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:34:11.59 ID:Fjc4yW+9O
ダミーのシステムを走らせてたようなもんか
仮想OSだな

このあと原作に繋がると?



まぁ色々乙! SCN規制が無ければPCで支援できたんだがな





ついでに書きたかった

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:36:17.89 ID:lCdaFscu0
なんか昔立てたSS思い出して背筋ゾクっとした
なにこれこわい

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:38:48.95 ID:qXMtuuH6O
>>1ちゃんだけは解放してあげる

>>1ちゃん、乙」

242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:44:17.67 ID:pmUbXuoxP
>>235
あたしも嫌というほど知っている
乙だ

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:55:42.43 ID:UoZ3lF1+O
まずこのスレを立てた>>1に感謝する。
そして>>235に最上級の乙を!

244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 04:03:17.60 ID:rkI/E6UaO
おつかれ

245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 05:06:11.73 ID:J4iE9XjpO
読み直してみたけど、微妙にどうとでもとれる伏線ばっかで面白かった

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 05:43:38.95 ID:ICNlS2VrO


これから読むのでほし

247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 06:24:47.63 ID:qXMtuuH6O
おっと

248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 06:56:52.38 ID:6czbOqw4O


249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 07:18:04.08 ID:9G+hXbjq0
おつ

250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 07:19:03.83 ID:iaEJ0BPnO
西尾は読んだことないけど面白かった。>>1乙です。

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 07:42:20.27 ID:OVfovikhO
いってらっしゃいませ、ご主人様。
お帰りを心よりお待ちしております。


次回作に期待!乙でした!

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 07:56:39.07 ID:OkHGtWTRO
今読んだ乙だよ

253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 08:04:54.67 ID:SCWYExpCO
次は北高に汀目俊樹君が転校してくる話だな

254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 08:44:38.38 ID:J4iE9XjpO
次はくろね子さんが副乳になる話だな

255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 08:48:32.89 ID:bZSIKjhAP
キズタカが眉毛ズを使役する話が読みたいです

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 09:05:13.31 ID:qXMtuuH6O
a
ge

257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 09:15:07.35 ID:6OVk5kDmO
傑作だな

258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 09:19:22.49 ID:/l0486GRO
面白かったぜ



259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 09:27:04.25 ID:P4oBNVOH0


しかしこのスレタイはワクワクさせられるな
誰かキョンが零崎零識になる書いてくれないだろうか
話しは浮かんでも俺には西尾や谷川のような文が書けん

260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 09:50:15.69 ID:0GEXQXmHO
>>259
大丈夫だよ、そもそもみんな書けんから

さあ早くその妄想をここに垂れ流せ。

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