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■ キョン「――――さあ、零崎を始めよう」
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/07(木) 02:32:58.20 ID:qzqcQ83sO
- 開いた理由を聞こうじゃないか。
- 229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:05:58.31 ID:UoZ3lF1+O
- 殺った!第三部完ッ!
とはいかない。
支援
- 230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:08:06.11 ID:rkI/E6UaO
- 姫ちゃんのときもこんな感じで驚いたなぁ
清々しいくらいにみんな死ぬからな
- 231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:11:06.09 ID:Fjc4yW+9O
- あぁそうそう、姫ちゃん
お疲れ様
- 232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:18:19.89 ID:qXMtuuH6O
- 終わり、か……?
- 233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:20:28.33 ID:0GEXQXmHO
- あの策士のようにさくっとバラバラに……
- 234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:27:42.73 ID:rkI/E6UaO
- ク
- 235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:29:22.23 ID:CPm+zy2x0
- その後の事を少しだけ語ろう。そのまま世界の全ては崩れ、空はひび割れた。俺は微妙に安穏たる気持ちで空を眺めていた。
何故かはわからないがPCの起動音が俺の耳に届いた。振り向くとディスプレイの光が再び点いていた。
俺はハルヒの死体を邪魔にならないところに転がし、再び椅子に腰かけた。ディスプレイには先程と同じように、YUKI.N>の文字が並んでいた。
YUKI.N>みえてる?
『どした?』
YUKI.N>このケースは非常に珍しいので、あなたには敬意を表し教えておきたい。
『ああ、めんどくさいから俺で何人目の俺かだけでいいぞ』
YUKI.N>ばれてた?
『……ばらしてただろ、普通に』
YUKI.N>てへっ
『てへ、じゃない』
YUKI.N>今回のケースで40527回目。そして、あなたの人格は二度と使用される事はない。この世界の終了と共に破棄される。
『……すげえ多いな。そんじゃ参考までに教えてくれ、次はどんな人格なんだ?』
YUKI.N>いたって普通の性格。特殊な能力も持たない、完全な凡人。涼宮ハルヒに何をする訳でもなく、流されていくような人間。
そろそろ時間。ではさようなら。
『ふうん。大変そうだな、俺。次の俺に頑張ってもらってくれ』そうして、俺の意識は途切れた。
恥ずかしい告白大会しようぜ。実は俺、このSS何も考えてなかったんだぜ! というわけで、ここまで付き合ってくれた人ありがとう。ついでに書くのが糞遅くて正直すまんかった。
- 236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:33:01.30 ID:JKawFlzIO
- それは知ってる
乙
- 237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:33:54.56 ID:bZSIKjhAP
- そもそもが乗っ取りというか即興だもんな
良くやった乙GJ
- 238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:34:02.43 ID:J4iE9XjpO
- >>235
>このSS何も考えてなかったんだぜ
知ってます。乙
- 239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:34:11.59 ID:Fjc4yW+9O
- ダミーのシステムを走らせてたようなもんか
仮想OSだな
このあと原作に繋がると?
まぁ色々乙! SCN規制が無ければPCで支援できたんだがな
ついでに書きたかった
- 240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:36:17.89 ID:lCdaFscu0
- なんか昔立てたSS思い出して背筋ゾクっとした
なにこれこわい
- 241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:38:48.95 ID:qXMtuuH6O
- >>1ちゃんだけは解放してあげる
「>>1ちゃん、乙」
- 242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:44:17.67 ID:pmUbXuoxP
- >>235
あたしも嫌というほど知っている
乙だ
- 243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 03:55:42.43 ID:UoZ3lF1+O
- まずこのスレを立てた>>1に感謝する。
そして>>235に最上級の乙を!
- 244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 04:03:17.60 ID:rkI/E6UaO
- おつかれ
- 245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 05:06:11.73 ID:J4iE9XjpO
- 読み直してみたけど、微妙にどうとでもとれる伏線ばっかで面白かった
- 246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 05:43:38.95 ID:ICNlS2VrO
- 乙
これから読むのでほし
- 247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 06:24:47.63 ID:qXMtuuH6O
- おっと
- 248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 06:56:52.38 ID:6czbOqw4O
- ほ
- 249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 07:18:04.08 ID:9G+hXbjq0
- おつ
- 250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 07:19:03.83 ID:iaEJ0BPnO
- 西尾は読んだことないけど面白かった。>>1乙です。
- 251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 07:42:20.27 ID:OVfovikhO
- いってらっしゃいませ、ご主人様。
お帰りを心よりお待ちしております。
次回作に期待!乙でした!
- 252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 07:56:39.07 ID:OkHGtWTRO
- 今読んだ乙だよ
- 253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 08:04:54.67 ID:SCWYExpCO
- 次は北高に汀目俊樹君が転校してくる話だな
- 254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 08:44:38.38 ID:J4iE9XjpO
- 次はくろね子さんが副乳になる話だな
- 255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 08:48:32.89 ID:bZSIKjhAP
- キズタカが眉毛ズを使役する話が読みたいです
- 256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 09:05:13.31 ID:qXMtuuH6O
- a
ge
- 257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 09:15:07.35 ID:6OVk5kDmO
- 傑作だな
- 258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 09:19:22.49 ID:/l0486GRO
- 面白かったぜ
乙
- 259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 09:27:04.25 ID:P4oBNVOH0
- 乙
しかしこのスレタイはワクワクさせられるな
誰かキョンが零崎零識になる書いてくれないだろうか
話しは浮かんでも俺には西尾や谷川のような文が書けん
- 260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 09:50:15.69 ID:0GEXQXmHO
- >>259
大丈夫だよ、そもそもみんな書けんから
さあ早くその妄想をここに垂れ流せ。
- 261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 10:10:40.65 ID:P4oBNVOH0
- 残念ながら俺は今から夜の12時まで仕事なんだ
誰かが更なる物語を始めてることを願って出かけるぜ
- 262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 10:26:19.15 ID:0GEXQXmHO
- >>261
そうか、それはすまなんだ
しかし零崎零識をキョンにするということは人識の親父になるという訳か
- 263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 10:27:17.98 ID:U6/3t3YOO
- >>235
今更だが、乙。面白かったぜ
>>259
零崎零識じゃ人識のとーちゃんになっちまうよ
- 264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 10:44:29.31 ID:qXMtuuH6O
- それはないな
- 265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 10:47:20.47 ID:0GEXQXmHO
- せめてキョンが新しい零崎になるとかな。
- 266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 10:58:49.90 ID:TgVzH3iPO
- ハルヒ「どうしたのキョン?」
キョン「今日はちょっと寝不足でな」
ハルヒ「アンタねぇ、あんな夜遅くまで起きてるからそんなことになるのよ」
キョン「あんな夜遅くに電話をかけてきて、あんな夜遅くまで話し続けたのはどこのどいつだ」
ハルヒ「それでも私は眠くないわよ!」
キョン「あーハイハイ、そうですね」
ハルヒ「ちょっとキョン!どこに行くのよ!」
キョン「保健室だよ。寝てくる」
ハルヒ「キョン!まったくもう・・・。あとでお仕置きね」
- 267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 11:06:46.63 ID:TgVzH3iPO
- 保健室。とは言ったものの、俺はきっとあそこでもゆっくりと惰眠を貪れはしないだろう。
なぜなら、保健室には常にヤツがいるからだ・・・。
そんなことを考えながら、俺は保健室の扉を開く。
ガラッ
キョン「失礼します」
病院坂「おやおや、これはこれは。正に珍しい人物が訪れたものだ!
やぁ、これは一体どうしたことかな?まさか体調でも崩したかい?よもやサボリに来たとは言わないだろうね?
まさか私に会いに来てくれたのかな!?なんと嬉しいことだ!こんなに嬉しいことは他にないよ!
今日というこの素晴らしい日を、私の秘密の日記帳に記して一生の宝物にしたいくらいだ!」
あー、やかましい。
病院坂黒猫か。
やはり、ここでもぐっすり睡眠とはいきそうになかった。
- 268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 11:08:39.53 ID:TgVzH3iPO
- 黒猫の一人称は僕だった・・・
- 269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 11:09:56.33 ID:0GEXQXmHO
- くろね子さんだと……
- 270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 11:11:41.68 ID:qXMtuuH6O
- >>267
つまんね
- 271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 11:19:29.41 ID:qXMtuuH6O
- 言い過ぎた。やっぱ続けて。
- 272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 11:21:20.37 ID:0GEXQXmHO
- 頑張れ、書き切れば一体ちゃんを雛見沢に送り込んでいいぞ。
- 273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 11:49:53.06 ID:0GEXQXmHO
- 落としたくないなあ……
- 274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 12:00:47.80 ID:TgVzH3iPO
- ごめん
俺、ハルヒは憂鬱までしか読んでないし
ひぐらしも綿流しまでしか知らないんだ
- 275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 12:04:41.93 ID:Mw6ytJRF0
- >>274
いいからさっさとかけよこのやろー
- 276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 12:07:54.03 ID:bNmdIhqG0
- 戯言はクビシメまでがry
- 277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 12:12:31.84 ID:0GEXQXmHO
- >>276
貴様、萩原子荻ちゃんを要らぬと申すか
- 278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 12:54:08.27 ID:mCfOWMhEO
- >>276
ラストの方で、
もしかしたら、あれっててる子さん?
って考えるだけで最後まで読んで良かったってお萌える。
- 279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 13:07:14.77 ID:vQQIbvpfO
- 舌先三寸口八丁
立てば嘘吐き座れば詐欺師
歩く姿は詭道主義
- 280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 13:09:47.73 ID:8/aQVf+6O
- 杉田で再生したら意外とイケた
- 281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 14:02:30.90 ID:qXMtuuH6O
- よっと
- 282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 14:18:55.21 ID:Fjc4yW+9O
- 書きてー
なんで規制…
携帯からでもいい?
- 283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 14:20:14.57 ID:qXMtuuH6O
- .
- 284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 14:47:44.08 ID:qXMtuuH6O
- ..
- 285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 15:14:32.68 ID:0GEXQXmHO
- >>282
書きたければ書けばいいさ
- 286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 15:41:55.41 ID:0GEXQXmHO
- 長門「…………………」
濡衣さん「 」
- 287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 16:00:30.24 ID:qXMtuuH6O
- age
- 288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 16:27:47.32 ID:Fjc4yW+9O
- >>285
じゃあ書く
と言いたい所だけどバイトだったりする
- 289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 16:36:37.51 ID:qXMtuuH6O
- .
- 290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 16:53:34.98 ID:UoZ3lF1+O
- 俺も今からバイトだけど、可能な限り保守る
- 291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 17:33:04.71 ID:CPm+zy2x0
- ttp://www.bakemonogatari.com/info/images/i11.jpg
マララ木さんがイケメンすぎて眼球吹いた
- 292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 17:37:20.48 ID:J4iE9XjpO
- >>291
これアニメのあれれ木さんなのか?
- 293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 17:45:21.44 ID:qXMtuuH6O
- age
- 294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 18:54:02.40 ID:aIjP1ABaO
- 書き溜め中か?と思ったらバイトかw
よーしパパ張り切って保守しちゃうぞー
- 295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 19:13:17.07 ID:MVV8ht4E0
- 零
- 296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 19:29:33.56 ID:0GEXQXmHO
- 崎
- 297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 19:33:41.48 ID:Fjc4yW+9O
- 曲
- 298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 19:49:30.54 ID:UoZ3lF1+O
- 識
- 299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 19:59:52.12 ID:0GEXQXmHO
- ……なんか書くか。保守代わりに
- 300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 20:13:11.71 ID:7IKpYs0q0
- 超能力者という概念的な括りがあります。
それが何であり何を意味するのかを考えるのは何の得もなくそもそも面倒なのでやらないけれど、
つまるところそれは普通とは異なる、というものを何処かの誰かの何かに伝える便利な概念……ってことでいいのではないでしょうか。
これを僕の現状に当てはめるて考えみるとすれば、そうですね。……気狂い、いえ、これだと変か。
僕はこうにも冷静に思考を続け、あまつさえ下らない思惟に耽っているわけですからね。
そうですね……ミステリーなりサスペンス風なりに評せば殺人鬼、或いはサイコパス。そこらへんでどうでしょうか。
というかね、仕方がないですね、これ。どうしてなんでしょうね、こうなってしまうのは。
「うふふっ」と笑みが漏れてしょうがないんですから。いつから僕はこうなってしまったのでしょう。
別にこれは楽しいだとかそういった感情的なものからくる笑みなんじゃなくて、
「今日も一日が終わったなあ」と言ってベッドに突っ伏した時の笑み――というよりは満足感?
もしくは別段、美味くも不味くもない食事をとったあとに義務的に覚える感慨に近い……と、だいたいそんな感じなんですよね。
もっと解り易くするならトイレを限界まで我慢して、ぎりぎり一杯のところで間に合った……的な? 少し違うか。
「ようし、こんな具合でどうですか」
自分の仕事をようやく終えたとばかりに、僕は呟いてみる。眺めてみる。落ち度がないのか確認ですよ。
しかし人体を捌くのは苦手だったのだけれど、リンゴと大して変わらないもんですね。
そう、なぜか顔の皮を剥ぎたくて剥ぎたくて気が付いた時には――ついつい、やっちゃってましたし。
「すみませんね森さん。ええ、これは本心からの言葉です。偽りなしに」
と合掌してはみましたが、返答はないですよね。やっぱり。だいぶ前から口が開きっ放しだし。
それに顔中が充血しきった瞳のように真っ赤ですし、皮を剥いだトマトかホオヅキか……いやいや、ザクロ? でしょうか。
なんにせよ少々ディテールに凝り過ぎちゃいましたね。
「……さてと」
どうしましょうか。ベタに考えるのなら出頭でもするべきなんでしょうか。
でもこの人は超能力者なんだし、ここは閉鎖空間のなかなんだし、このまま放っておけばいずれ消えるんだろうし。
……ふむ、どうしましょうかね?
- 301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 20:14:54.98 ID:7IKpYs0q0
- 上のに雰囲気似せようとしてみたけど、やっぱちょっと違うかな
- 302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 20:15:59.47 ID:rkI/E6UaO
- あれ?残ってたのかよっておどろいて3度目だ
支援 やまた
- 303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 20:19:34.35 ID:iHAJDjVCO
- こんどは零崎一賊がでること期待してあぐ。
- 304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 20:20:21.96 ID:g2pq9NBVO
- やって殺れないことはない支援
- 305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 20:23:50.44 ID:0GEXQXmHO
- 夏も終わり、世間の季節は秋に足を踏み入れようというとき、京都はまだ夏の鬱陶しさを残していた。
「ちょっとキョン! 何ぐずぐずやってんのよ! そんなに置いてかれたいの!」
涼宮ハルヒはそう言うと、彼の襟首を引っつかみ、清水坂をずんずんと進みだした。
「おいちょっと待てハルヒ、まずは手を離してくれ、それに大体、急いだところで清水寺は逃げたりしないぞ」
あと、かなり恥ずかしい。彼等とすれ違った人々はほとんどが彼等を見て笑っている。
騒がしいこともあり、中々目立つようだ。
つまり、涼宮ハルヒはそれだけ元気いっぱいだった。
- 306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 20:47:06.02 ID:9Zf7QLgl0
- 支援
- 307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 20:48:37.22 ID:0GEXQXmHO
- 「何言ってんのよ、時間が逃げちゃうでしょ! いい? 私たちに残された時間は少ないのよ、しっかり使わなきゃ損じゃない!」
それはそうだが、今は観光に来てるんだ。急いで回る方が勿体無いような気もする。それに目的地はもうそこまで来てるんだ。だったらゆっくり観光したい。
「小泉、あとどれくらいだ」
そう言って彼は自分と同じ制服を着た、パンフレットを読んでいる小泉一樹に尋ねた。
「そうですね……、東大路通から清水寺までのこの清水坂が約1.2キロだそうですので、もうすぐだとは思いますが・・・」
「だ、そうだ、もう少しゆっくり行こう、ハルヒ。これじゃあまり観光にならん」
ふと小泉の横を見る。
そこには無言で本を読みふけっている少女、長門有希がいる。京都仕様なのだろうか。なにやら古めいた本を読んでいるので表紙を見てみると、「修学旅行殺人事件」と印刷されていた。
……彼女なりの洒落なのかも知れないが、彼女だからこそ洒落にならないので、なかなかツッコミ辛いものがあるので、ここはスルーを決め込んだ。とりあえずハルヒに見せなければそれでいい、そう彼は思った。
- 308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 20:53:50.33 ID:SosDywj9O
- Sosの俺が期待
- 309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 21:03:08.40 ID:CPm+zy2x0
- 出夢君が出る事を期待して紫煙
- 310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 21:10:40.10 ID:OkHGtWTRO
- >>309
よう、俺の代替品
- 311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 21:13:49.75 ID:0GEXQXmHO
- そして、その後ろ、さっきから少しずつ少しずつこの集団から遅れだして来ているのは彼らの学校の上級生、朝比奈みくるである。
さきほどから口数が少なくなり、今では「ふう…」か「ふええ…」しか言わなくなっている。
「朝比奈さん、大丈夫ですか」
そう言ってやると朝比奈は彼に向かって精一杯の笑顔を見せた。
「大丈夫です……。ありがとう、キョンくん」
彼は今まで何とも思わなかったこの坂が急に憎たらしくなった。何故彼女をここまで追い詰めるのだろう。もう少し緩やかな坂ならいいのに、そもそもなんでこんな高い所に寺なんぞ構えて、わざわざそこに観光しなければならないのか。
「おやおや、行叡居士をも殴り倒しそうな顔をしてらっしゃいますが、それは筋違いでしょう。今すべきことは彼女を説得し、ペースを落としてもらうことでは?」
という目をした小泉に、そんなことは分かってる。と言いたげな顔で、彼は相変わらず自分の襟首をぐいぐい引っ張り続けている涼宮の説得にあたることにした。
- 312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 21:17:26.37 ID:Fjc4yW+9O
- バイトが終わりました
が、素直に支援
- 313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 21:26:34.96 ID:aIjP1ABaO
- >>312
バイト乙
ここにいたのか!さ、書き溜める作業に戻るんだ!
- 314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 21:37:25.43 ID:qXMtuuH6O
- age
- 315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 21:40:11.27 ID:SosDywj9O
- (^^)(>_<)(-.-;)(^O^)/(+_+)(*_*)(#^.^#)
- 316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 21:42:09.94 ID:Fjc4yW+9O
- >>313
ん、少し書き溜めながら
飯食ってくる
- 317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 21:48:20.57 ID:aIjP1ABaO
- >>316
wktkしながら待ってる!!
- 318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 21:49:27.56 ID:0GEXQXmHO
- そんなわけで
涼宮を説得し、朝比奈を休ませるため、彼等は坂の途中いくつも並んでる土産物店の一つに入っていた。
「しかし、不思議なものですね」
土産を物色している女性三人を男二人で眺めていると、小泉は暇つぶしのように彼に話かけた。
「朝比奈さん達二年生が修学旅行というのならまだしも、僕達一年生も一緒とは、ね…北高で始めてのことじゃないでしょうか」
白々しい、そう彼は思った。どうせ今回もお前が一枚噛んでるんだろう、と。
「今回もまた何か仕組んであるんだろ? いつかの無人島みたいに」
「いいえ……我々がしたのは[ここまで]なんです」
小泉の目が鋭くなり、声を抑えつつ、話し出す。
「この地なんですが……どうも我々は介入出来ないようなんです。大きな、とてつもなく大きな、それこそ世界全体が関わっているような、そんな力が、この地にはあるそうなんです」
それなら日本全部がその大きな力とやらに包まれてるだろう。何故この京都だけなのか。
「分かりません。そして、これからのことも……全く……」
「正直不安でたまりませんよ」と小泉はおどけてみせた。
「ですので、今回の僕は何があろうとも手助けすることは出来ません。ここではただの高校生ですので、頼るなら長門さんにどうぞ」
そう言って小泉は三人組を眺める。正確には涼宮ハルヒを、眺める。
「……何も無ければいいがな……」
彼がそう言うと、小泉も「ええ」と頷いた。
- 319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 22:04:20.20 ID:qXMtuuH6O
- 危ね
- 320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 22:15:43.64 ID:OkHGtWTRO
- 続きが気になる
- 321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 22:35:25.85 ID:0GEXQXmHO
- 「君達、修学旅行生か?」
急に、彼と小泉に後ろから誰かが声をかけた。
二人揃って振り返る、と、そこには女性が立っていた。
甚平を羽織り、長めの髪を後ろで束ねている。なかなかどうして、美人な女性だった。
「ええ…、まあそうですが…何か」
返事を返す小泉に、彼は、なんでお前が応えてるんだよ俺に先行させろよと思ったが、ここは堪えておくことにした。
「いや、別に、何か良くない顔をしてたからな、何かの縁だと思って声をかけた、ここで土産を買うのか?」
「いえ、ちょっとした休憩にと…、あ、あそこにいる三人の付き添いです」
そう言って小泉はまだ土産を物色している三人を指差した。
甚平の女性は三人を見て「ふむ、賑やかなものだ」とだけ言った。
「もしかして、ここの店員さんですか?」
取り合えず何か喋っておこう、そう彼は思い、質問してみた。
すると甚平の女性はバツの悪そうに、だがあっさりと
「いや、今クビになった」
と言った。
「……」
どうすんだよ……。
どうするんだよ! お近づきになろうとしたら遠ざかるなんて思わなかったんだ! 小泉も「やってしまいましたね」みたいな顔をするなよここでリカバーするのがお前の役目だろ!
「客と喧嘩してしまってな」
「はあ……」
「フリーターというのは何処も厳しいものだな」
聞きたくない。彼は全く聞きたくなかった。
「君達もこんな風にはならない事だ」
そういって甚平の女性は「では、また縁があればな」と、坂を降りていった
- 322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 22:38:53.98 ID:jpWmsnssO
- みいこさん!
- 323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 22:39:14.32 ID:lyTRJwn4O
- キタ━━(゚∀゚)━━!!!
- 324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 22:40:31.34 ID:qXMtuuH6O
- 古泉が正解な
- 325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 22:52:55.98 ID:8Wfes3Ln0
- あたし、が正解な
- 326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 23:08:31.35 ID:MVV8ht4E0
- スッパマン、が正解な
- 327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 23:11:23.96 ID:L3S6anyrO
- キョンは何識なんだ
- 328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/08(金) 23:12:38.25 ID:CPm+zy2x0
- さ、君の番だオービーくん
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